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サニックス、マテリアルリサイクル参入

サニックスが、使用済みのプラスチックをプラスチック製品の原料として再利用するマテリアルリサイクルへの取り組みを本格始動するのだそうです。

マテリアルリサイクル

2021年5月24日発表の「サニックス長期ビジョン2030」で掲げる目標のひとつに「廃プラスチック用途の多様化」があるのだそうで、現在、全国15の資源開発工場で、製造工場などから排出される廃プラスチックを回収、加工、燃料化し、サニックスエナジー苫小牧発電所にて発電用燃料として使用するサーマルリサイクル(熱回収)を20年以上行っており、今回、マテリアルリサイクルを展開するのだとか。

廃プラスチックの選別工程で、プラスチック原料に適しているものを分別、協力企業と協働で加工し、プラスチック原料化、さらにはその原料からパレットやハンガー、バッグなどの再生製品としてリサイクルを進めていくのだそうで、今年度以降、マテリアルリサイクル用の設備を導入し、本格参入するようです。

将来的には、自社でプラスチック原料化を行い、再生製品をつくるまでのシステムを構築していくことも視野に入れられ、これによりCO₂削減や資源を最大限に有効活用するなど環境負荷の低減を意識したお客様からの要望にも、より柔軟に対応することが可能となるのだとか。

これからはもっと製品を作る側が、作りっぱなしというだけでなく、その製品の最後まで責任を持つような社会に変化していってほしいですね。