室外機等の買取業者の本人確認義務化
金属類を被害品とする盗難が急増しており、金属製物品のうち、特に被害の多い電線、グレーチング、エアコン等の室外機については、古物市場への流入を抑止するため、2025年10月1日より規則が改正され、本人確認義務の対象が広がりました。

近年、太陽光発電設備からの銅線ケーブル盗をはじめとする金属盗が増加し、太陽光発電設備の被害により、長期間にわたる発電停止による経済的損失が発生しており、今後もこのような金属盗が続く可能性が高いことを踏まえ、法律による対策の検討が進み、金属くず買取業者を対象とする「盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律(金属盗対策法)」が2025年6月に成立しました。
古物営業法では、買取時の本人確認が義務化されており、そのうち対価の総額が1万円未満となる取引については、本人確認の義務を免除しているのですが、例外として免除されない対象があり、2025年10月1日より窃盗被害の多い電線、グレーチング、エアコン等の室外機までその対象が拡大します。
B to B用リサイクルPET樹脂の国内供給能力
矢野経済研究所が、2024年の国内市場におけるPETボトルのリサイクルに関する調査結果を発表し、それによれば、Bottle to Bottle(B to B)用リサイクルPET樹脂(rPET)の供給能力は、2024年12月末時点で年間37万3000トンとなる見込みなのだとか。

調査は、2024年2~12月に環境対応素材関連の国内メーカーを対象として実施されて、使用済みボトルを原料として新たなPETボトルを製造するB to B用rPETの国内供給能力は、2023年12月末時点で年間34万8000tを達成しており、2024年12月末時点では、年間37万3000tになると見込まれており、2025年以降は44万5000tに拡大すると予測しています。
背景には、2024年から2025年に予定される、再資源化事業者やリサイクル樹脂メーカーなどの新規リサイクラーの参入があるようで、清涼飲料業界は、2030年までにPETボトルのB to B化率50%を目指す「2030年ボトルtoボトル比率50%宣言」を打ち出していて、建設中または量産準備中の設備が含まれることで、目標達成に向けたrPETの供給能力には、まだ余裕があるように見られているようです。
その一方で、使用済みPETボトルから再生した樹脂を飲料容器材料として使用するには、厳しい安全、衛生基準に加え、異物などによる着色など、飲料メーカーが求める外観品質基準も満たす必要があり、成形やリサイクル時にかかる熱によって低下したPET樹脂のIV値(粘性)を、ブロー成型可能な状態に戻すための再重合設備や技術も不可欠となり、2025年以降に新たにrPET市場に参入する事業者は、一定レベルの品質をクリアするため、稼働開始後しばらくは時間を要すると考えられ、合計生産能力がフルに発揮されるのは、2027~2028年頃になる見通しとなっています。
解体される建物の家具や木材を再び活用
国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGalleryが、今春4月、廃屋建築回収集団の合同会社廃屋が神戸市北区にオープン予定の古物循環とオフグリッドの拠点「山脈」をつくるためのクラウドファンディングを実施中。
神戸電鉄有馬口駅から徒歩5分に位置する、築60年になる木造住宅をリノベーションした「山脈」は、家屋や施設の解体やリノベーション、引っ越しなどに伴って手放される家具、雑貨、古材の販売を中心とした店舗と、喫茶スペース、オフグリッドな暮らしを体験できるキャンプサイトからなりたっており、解体で出てくる木材は、一般的にはゴミですが、視点を変えれば、まだまだ利用価値のある立派な資源となり、それらを救い出し、新たな役目を持たせることは、ごみの削減やCO2の固定につながることはもちろん、暮らしの消費のあり方を新しくするきっかけになると考え、再び活躍できる場を作るための拠点として、「あるものを生かす暮らし」の魅力を発信。
まだ使えるものに光を当てることで、産業廃棄物としてお金をかけて捨てられていたものが資源となり、古材を生かす手段を広めることで、空き家を直して住まう選択肢を多くの人に届け、そうした手段を広める拠点ができれば地域の空き家は減り、移住者を増やすきっかけにもなります。
そんなアクションを通して、 「まだ使えるものを生かす暮らし」の社会的価値と文化的価値をあげたいと考えています。
古物循環の仕組み
古材や古家具を循環させていき、アーティストやクリエイターへの資材提供も積極的に行います。
販売予定の商品ラインナップ
主な取り扱いは家具、雑貨、古材
- レスキュープロダクト|お引取りし、掃除・補修をしてきれいにした商品
- 古材|お引取りした木材やデッドストック材。内装材に使用可能な板材や柱材などの商品
- リメイクプロダクト|お引取りしたものに手を加え、新たな形に作り変えた商品
- デザインレスキュープロダクト|名もなき古民具を図面に起こし新しい木材で甦らせた商品(踏み台、スツール、本棚など)
- ビスポークリペア|家具修理・リメイク(桐箪笥のTVボード、戸板ダイニングテーブル、古材フォトフレームなど)セレクトプロダクト|共感するコンセプトを持った製品(仕入れ・委託など)
地域資源循環のためのネットワーク
同業者・異業種の仲間たちと共にレスキューを実践し、それぞれの業種が活用するのが得意な品物、材質をシェアし合い、より多くの資源を私たちの暮らしに戻していくことを目指します。
詳しくはこちらから。
