リサイクルショップ・古物商

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漁業用のガラス製浮玉をアップサイクル

漁業用のガラス製浮玉をアップサイクルしたインテリアシリーズ「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」が3月下旬より発売されます。

DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-

漁業用ガラス製浮玉100%再利用ならではの何とも言えない深みのある青緑色、一輪挿しや花器、風鈴の丸みのある形は、かつて浮玉だったことを彷彿とさせ、ピッチャーや蚊遣りには青森の大海原の波模様を施し、光に透かすと煌めく陰影が映し出されます。

一度に溶解する浮玉は約100個、例えば1つの浮玉(約3kg)から約24個の風鈴がアップサイクルされるのだそうで、今後の目標として、シリーズ第二弾の発売を予定されているようですよ。

不要となり、様々な理由から漁港に積み上げて放置された浮玉を北洋硝子が回収し、網を外し綺麗に洗浄した後、水分を拭き取り、粉砕・溶解を経て職人の手で再度成形するのだそうで、もともと浮玉は日本酒などの一升瓶をリサイクルして作られていたようで、これぞまさにリサイクルの循環ですよね。

今回の商品は、色ガラスや特別な加工などは一切せず、浮玉再生ガラスのみで溶解する事で自然な色合いに仕上げられていて、長年の浮玉製造で培った「宙吹き」の技法を用い、熟練した腕前の職人が一つひとつ丁寧に造り上げているのだそうで、再生ガラスだからこそ生まれる細かな気泡は清涼感を演出されています。

ロットごとに異なる風合いも出てくるようで、今後の商品化に期待大ですね。