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カーボンリサイクル3Cイニシアティブを公表

経済産業省が、CO2を燃料や原料として利用するカーボンリサイクルについて、3つのアクションからなるイニシアティブを公表しました。

カーボンリサイクル
カーボンリサイクル
このイニシアティブは、この6月にG20エネルギー環境大臣会合で公表されたカーボンリサイクル技術ロードマップに基づいて技術開発を加速度的に進め、各国と協調しながらイノベーションの進展を図るもの。

1.背景・目的 世界の資源エネルギー・環境を取り巻く情勢は、大きな変化を迎えており、パリ協定の発効などにより、脱炭素化へのモメンタムが一層高まっている一方、世界のエネルギー需要は、経済成長著しいアジアや途上国で特に強く、エネルギーセキュリティ、さらには貧困問題やエネルギーアクセス不足を踏まえれば、今後も化石燃料に依存せざるを得ない状況は継続している。

環境と成長の好循環を実施するためには、CO2排出削減に加え、CO2を有効利用していくアプローチを世界全体で進めていく必要がある。 今年6月にとりまとめられたパリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略に記載のとおり、CO2の回収コスト低減や、分離回収したCO2を炭素由来の有用な素材・資源(化学品、燃料、鉱物等)に転換する技術の開発等に取り組み、新しい社会システムの創出を目指していく必要があるが、このためには、各国の産学官と連携しつつ、世界全体を視野に入れたイノベーシ ョンを図る必要がある。このため、以下のイニシアティブにより、本分野での取組を強化していく。

2.ポイント 本イニシアティブでは、3つのCのアクション、①相互交流の推進(”C”aravan)、②実証研究拠点の整備(”C”enter of Research)、③国際共同研究の推進(”C”ollaboration)に取り組んでいくこととしています。

特に、Collaborationに関しては、今回の国際会議の機会を捉え、菅原大臣とオーストラリア連邦資源・豪北部担当省のキャナバン大臣との間で、定期協議の開催等を含む協力覚書に署名。