リサイクルショップ・古物商

誰かの役に立つものであるのならば、それは使われるべきもの。

ペットボトルリサイクル率84.8%

PETボトルリサイクル推進協議会の発刊した年次報告書によれば、2017年度のリサイクル率は84.8%だったのだそうです。 目標である「85%以上の維持」を実現できなかったものの前年度比0.9ポイントの増加となったようですね。

プラごみ

しかし、このペットボトルの問題は日を追うごとに深刻な問題となっていますね。 ペットボトルはプラごみの代表格といってもいいでしょうし、このプラごみは35年前であれば世界で年間5,000万トン程度だったのですが、いまでは年々増え続け、2015年にはおよそ6倍の3億トンを超えているといわれています。

人口増もさることながら、世界各国でも経済成長を遂げていますから、必然的にプラごみに限らず、ゴミ自体の量は増えてきていますよね。

また最近では、クジラの死骸からプラスチックごみが見つかることが相次いでおり、WWFの情報によれば、クジラの胃の中から見つかったプラスチックごみの総重量は5.9キロもあったのだそうで、その内訳は固いプラスチック片が19個(140グラム)、ペットボトル4個(150グラム)、ビニール袋25枚(260グラム)、サンダル2足(270グラム)、ビニールの紐が3.26キロ、そしてプラスチック製のコップが115個(750グラム)だったのだとか。

また、このように目に見えるプラごみだけでなく、近年であh5ミリ未満のマイクロプラスチックによる海洋汚染が深刻化していて、地球規模で広がってきているようです。

海だから関係ないからいいやなんて思った方、あなたは魚を食べますよね?

そもそもこのマイクロプラスチックには人体に有害な化学物質が付着していて、海に漂っているマイクロプラスティックは魚介類の体内に入り込み、最終的に人間の体に入り込んでいるんですよ。

他人事ではない大きな問題ですから、一人ひとりが自覚と対処を行っていきたいものです。

海洋プラスチック問題対応協議会(JaIME)

日本化学工業協会などの化学業界5団体ga、海洋プラスチック問題に対応するための協議会「海洋プラスチック問題対応協議会(JaIME)」を設立し、約40の企業や団体が集まり、ストローの使用中止などで注目されるプラスチック問題について、アジアで日本のリサイクル技術の普及などに取り組むのだそうです。

近年、プラスチックごみの海洋流出や不法投棄が世界中で問題になっていて、海に流出したプラスチックが「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かな粒となり、それらを魚介類やプランクトンがエサと間違って食べてしまうことによって、生態系への悪影響が問題視され始めています。

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これよりも以前にマクドナルドやスターバックスコーヒーなどの世界展開している企業が相次いで使い捨てのプラスチック製ストローの廃止を表明しており、「脱プラ製ストロー」の動きは加速しています。

とはいえ、じつのところ最も海を汚染しているプラスチックゴミは「タバコの吸い殻」だという話で、海洋投棄されるプラスチックゴミを重量別で見るとストローは2000トンに過ぎず、800万トンのうちの0.25%でしかないのだそうです。

現在、多くのタバコにはアセチルセルロースという種類のプラスチックからなるフィルターが取り付けられているのだそうですが、これらは分解するのに数十年を要するとされていて、タバコ自体毎年5.6兆本も作成されていて、なんとその吸い殻の約2/3が無責任に投棄されているのだとか。

まぁ、街中でもポイ捨てタバコする人間がいまだに存在していますからね。 マナーの悪い人が多いのであれば、世界全体で規制すべきだと思います。

ポイ捨てなんかをするから、喫煙者のイメージがどんどんと悪くなってしまい、肩身の狭い思いをする羽目になるわけで、喫煙者だからこそ地球環境にやさしいタバコの吸い方をするようにしなければなりませんよね。

リサイクルメダル

不要なPCや携帯電話などに含まれる金属を回収して東京五輪のメダルをつくる「都市鉱山からつくる!みんなのメダル プロジェクト」というものがあります。

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このプロジェクトは、パソコンや携帯電話などの小型家電には、希少金属が含まれることから「都市鉱山」とも言われていて、これらの不用品を回収し金、銀、銅を抽出することで、約5000個のメダルの原材料に活用するというもので、集まったものから抽出された金属でメダルの製作を行うというのは、オリンピック・パラリンピック史上においても東京2020大会が初めてとなるのだとか。

まぁ、あまり認知されていないとは思うのですが、実はこれ、プロジェクトへの参加方法は3つあって、ひとつめは全国のドコモショップで回収してくれます。 とはいえ、ドコモショップの場合は回収してくれるのは使用済み携帯電話・スマートフォンタブレットのみですので、気をつけてください。

2つめはプロジェクト参加自治体等による回収で、これは小型家電リサイクル法に基づく28品目を回収してくれるのですが、2018年3月からは全国の約3,000か所の郵便局でも、使用済み携帯電話・スマートフォンの回収が始まりました。

そして3つ目なのですが、恐らくこれが1番てっとり早い気がするのですが「宅配回収」です。 小型家電リサイクル法に基づく28品目すべてOKとなっていて、自宅・職場等の指定場所・希望日時(最短翌日・年中無休)に宅配業者が回収しに来てくれるのですが、何が凄いってパソコンを含む回収は無料なんです。

いまどき家電リサイクル商品を捨てようと思ったら、お金を取られたり、ちょっとした手続きがいるなど、処分するのが大変だったのですが、このように無料で回収してくれるなんて、これをうまく利用しない手はないでしょう。

自身・会社で不要となっているパソコンなど処分に困っているのであれば、ぜひこの機会に申し込んでおくと、不用品の処分だけでなく、メダルの製作にも協力することができるという、まさに一石二鳥となります!

申し込み方法は、個人と法人と分かれていますので注意してくださいね。

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