リサイクルショップ・古物商

誰かの役に立つものであるのならば、それは使われるべきもの。

花王、コーセーによる協働

花王株式会社と株式会社コーセーが、持続可能な社会の実現をめざし、化粧品事業のサステナビリティ領域において包括的に協働していくことに合意、現在、両社によるプロジェクトチームで検討を進めています。

第一弾として、花王が推進する「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」と、コーセーが協力してきた「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」における協働を開始するのだそうで、今後は、両社がそれぞれ進めてきたこれらの取り組みを2社で実施し、お互いの知見を活かしながら協働で推進、発展させていくようですよ。

化粧品ブランドへのケミカルリサイクルPET素材採用

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水平リサイクル

花王では、2021年6月より「TWANY」のボトル容器に、日本環境設計株式会社のグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社が製造するケミカルリサイクルPET(ポリエチレンテレフタレート)素材を採用。

本年2月より、採用するブランドを拡大、「est」「LISSAGE」「DEW」などの新商品にも、順次、導入していきます。

花王による化粧品プラスチックボトルの店頭回収と再生化にむけた実証実験

花王は、本年2月から7月末までの期間、「TWANY」を取り扱う関東エリアのイオン直営店舗、および同イオンモール内に展開する「カラースタジオ」において、使用済み化粧品プラスチックボトルを回収。回収した化粧品ボトルを用いて、日本環境設計の保有するケミカルリサイクル技術により、“ボトルからボトルへ”の水平リサイクルの実証実験に取り組み、早期実現に向け、現在、多くのお客さまのご協力のもと、各対象店舗での回収作業が順調に進んでいます。

今後は、使用済み化粧品プラスチックボトルを回収し、化粧品ボトルへ再生する、”ボトルからボトルへ”の水平リサイクル実現に向け、コーセーとも協力しながら推進し、両社の知見を持ち寄り、花王とコーセーによる協働スキーム構築を加速させていきます。

これまでコーセーが協力してきた、使われなくなってしまったメイクアップ化粧品を再生利用し、絵具などの色材を製造・販売する株式会社モーンガータの取り組みに花王も賛同し、今春より、研究所における品質追求・品質管理の過程で、最終的に商品にならなかった化粧品の提供を開始する予定で、役目を終えた化粧品を再生利用することで、新たな付加価値を生み出すアップサイクルを進めてまいります。

花王とコーセーのサステナビリティ領域における協働については、活動テーマに「環境保護・循環社会の実現に貢献する取り組み」「社会課題の解決に貢献する取り組み」を掲げ検討を進め、今回最初の協働の取り組みとなる「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」と「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」は、「環境保護・循環社会の実現に貢献する取り組み」の一環となります。

今後も、企業の垣根を越えて、両社で協働できる取り組みを模索し、持続可能な社会の実現に寄与するソリューションをさまざまな分野で創出していきます。