リサイクルショップ・古物商

誰かの役に立つものであるのならば、それは使われるべきもの。

使用済み紙オムツのリサイクルで協業

凸版印刷が下水処理装置の住友重機械エンバイロメントと紙オムツのリサイクルを手がけるトータルケア・システムと組み、使用済み紙オムツのリサイクル事業で協業するのだそうです。

リサイクル施設の建設から再生資源の分離、製品化までを請け負うようで、近年、高齢化で紙オムツの使用量が増加するなか、循環型社会の実現につなげて行く考えのようです。

紙おむつ
紙おむつ

トータルケア・システムが使用済み紙オムツのリサイクル技術を提供し、住友重機械エンバイロメントが水を使用して資源を分離する施設を建設、そして凸版印刷が再生資源として分離したパルプや樹脂を活用して、製品の開発などを担当するのだそで、3社は2022年度以降に自治体向けに事業化を目指すということのようです。

高齢者と要介護者の増加により、紙オムツの生産量と使用量は増加傾向にあり、環境省によれば、30年度の一般廃棄物排出量に占める紙オムツの使用量の割合は15年度から3%伸び、約7%になる見込みなのだそうで、環境省は3月31日、ガイドラインを定め、自治体に紙オムツの処理施設の整備を呼びかけています。

使用済み紙オムツは水分を多く含んでおり、焼却処理しづらいという特徴があり、3社はリサイクルを通じ、二酸化炭素(CO2)排出量も削減できると想定しています。