リサイクルショップ・古物商

誰かの役に立つものであるのならば、それは使われるべきもの。

あらゆる業種や行為において許認可が必要となっている

世の中にあるビジネスの中には、業種においては許認可が必要なものがあります。

古物商や質屋、リサイクルショップの場合は、犯罪予防や健全な風俗の維持のために、都道府県の公安委員会に許可をもらうことになりますが、その窓口となるのは警察署となっていて、以下のものについても同じく窓口は警察署となります。

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窓口が警察署となっている業種

  • 中古家電販売業の許可・届出
  • 古書店の許可・届出
  • 中古CD・DVD業の許可・届出
  • 骨董品店の許可・届出
  • 古着屋の許可・届出
  • 中古車販売業の許可・届出
  • 中古家具販売業の許可・届出
  • 古物市場主の許可・届出
  • インターネット・オークションを運営するものなどの許可・届出
  • 質屋営業の許可

風俗営業など

接待飲食等営業

  • 1号営業:キャバレー、料亭、待合茶屋、料理店等(和風)、バー、クラブ等(洋風)
  • 2号営業:低照度飲食店
  • 3号営業:区画席飲食店

遊技場営業

  • 4号営業:マージャン店・パチンコ店等
  • 5号営業:ゲームセンター等

性風俗関連特殊営業

店舗型性風俗特殊営業

  • 1号営業 ソープランド
  • 2号営業 店舗型ファッションヘルス
  • 3号営業 ヌードスタジオ・個室ビデオ・のぞき部屋・ストリップ劇場等
  • 4号営業 ラブホテル・モーテル・レンタルルーム
  • 5号営業 アダルトショップ・大人のおもちゃ屋等
  • 6号営業 出会い系喫茶

無店舗型性風俗特殊営業

映像送信型性風俗特殊営業

  • インターネット等利用のアダルト画像送信営業

店舗型電話異性紹介営業

無店舗型電話異性紹介営業

  • ツーショットダイヤル・伝言ダイヤル等(無店舗型テレクラ)

特定遊興飲食店営業

ナイトクラブその他設備を設けて客に遊興をさせ、かつ、客に飲食させる営業(客に酒類を提供して営むものに限る。)で、午前6時後翌日午前零時前の時間において営むもの以外のもの(風俗営業に該当するものを除く。)

深夜酒類提供飲食店営業

  • カウンターバー・スナック・居酒屋等

リサイクルショップ

昔から「古物商」といって、陶器や絵画などの骨董品や古書、または質屋などの珍しいものや高額のものの商売はあったのですが、最近では、中古となった家電や服、CDやDVDなどを扱うリサイクルショップが、街のあちらこちらで見かけるようになりました。

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これまでのいわゆる「古物商」であれば、珍しいものを集めるマニアックな人であったり、質屋であれば、ちょっとお金に困った人などが利用する、あまり一般的ではない形態の商売であったのですが、ことリサイクルショップとなると様々な中古品が扱われることとなり、より親しみやすく、一般的となってきました。

まぁ、これまでの古物商や質屋の入り口は中がどのようになっているのかわかりにくく、ちょっと入りづらい雰囲気がありましたし、看板や店の佇まいなども目立たないような格好がほとんどでした。

しかし、昨今、あちこちで見かけるリサイクルショップは、入り口がオープンであったり、正面がガラス張りであったりと、一般の人々でも入りやすいような作りになっています。

このリサイクルショップが増えてきた要因のひとつとしては、戦後の経済成長における大量生産・大量消費という時代を経て、いまもなお日本には溢れるほどのモノがあり、多くの家庭の生活水準の向上と比例して、過剰なほどのモノが氾濫するようになりました。

日本人の気質なのか、どうしても新しいモノや珍しいモノには飛びついてしまいますし、今の生活に不要なモノまで消費してしまい、古くなってしまったモノを次々と捨ててしまうという習慣が出来てしまったようです。

しかしながら、ここ最近のエコライフや「モッタイナイ」という精神、自然環境にやさしく生きたいという考えが徐々に広がっていき、モノを大切にし、また使えるものは簡単に捨ててしまわずに、リサイクルしようという精神が広がっていき、そのような風潮から、リサイクルショップという形態の業種が増えてきたのではないかと考えています。